


『淡い脆さ』(あわいもろさ)
初個展「無垢」展示作品です。
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どこか儚げな印象もありながら
独特のやわらかい光が目を引く作品。
弱さは、強さの反対。
でも、脆さはそうではないと思うのです。
そこに目を向け、受け入れることができたら
それこそ、ほんとうの強さのように思います。
怯えたり、縮こまったり
そんな部分がまだ私にもあります。
でも、そこにこそ
輝きがある。
それも自分だと、受け入れるほど
輝きがましていく。
そうするとまた、
新しい脆さと出会い
そのたびに受け入れていく。
その繰り返しなのだと思います。
自分の脆さに気づいているけれど
どうしたらいいのか分からなかったり、
暗い闇のように感じているとき
この絵は、優しい光で
そっと寄りそってくれる一枚です。
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・アクリル・キャンバス
・F10号(530×455mm)
・制作年:2021
*一点ものの原画です
*額装なし